いっしん の本 「末期癌宣告を受けとめて-女性外科医 「 いっしん 」 の遺したメッセージ」
8年前に亡くなった私の悪友で女性外科医だった「いっしん」の本が平成14年12月出版されることになりました。
「いっしん」は神戸大学医学部出身で博士号も取っていました。
最後に会ったのはいっしんが千葉の幕張の病院から、転勤で大阪に帰ることが決り、東京の私の友人の家(洋ちゃん宅)で東京の友人達との送別会をしたのが最後になりました。
私はその時、千葉の幕張の病院で勤務しているいっしんを訪ねて行ったのですが、その時既に腹痛で苦しんでいて、友人の家へ行く途中痛くて歩けないと行って途中、喫茶店で痛み止めを飲んだのを覚えています。
歩けない痛さは異常だから、直ぐに医者へ行った方が良いと、私は医者へ行くように勧めたのです。
「あと、1〜2ヶ月で大阪に帰れるから、帰ったらお医者さんに行く。」と約束してくれました。
いつも、粘り強く、頑張る、我慢強い性格なので、発見を遅らせてしまったのではなかったでしょうか?
手遅れになってしまった様でとても残念です。
大阪に帰って来たころから少しして、勤務先へ電話をすると、「お休みです。」というお返事でした。
そのころ、私自身の環境が激変していました、引越、震災の被災、被災の復旧による引越し。
その時同時に、私の身内でも重病がおき、私もその看病に奔走していました、丁度いっしんの闘病と重なって最後まで会う事が出来なかったのが残念です。
いっしんの状況と私の状況の両方を知っていた、林くんは大変苦しんでいた様で申し訳無く思っています。
いっしんの亡くなった日も、私は重大な手術に立ち会う直前の看病で、お葬式にも行けませんでした。
このいっしんの悲しみを持ったまま、重大な生死に関わる手術に私は直面していました。
お通夜の夜遅く、もう誰も居なくなってから、やっと掛けつけた私を、林くんともうひとり最後まで看病した友人(宝塚ファンの友人)の2人が待っていてくれました。
「2人でいっしんの服を決めたの。いっしんに可愛いでしょ。」と亡きいっしんと最後の別れをしました。
そして、2人は私に「生きるのよ。力になってあげて。」と励ましてくれました。
今、私に出来ることは、いっしんのことを、ひとりでも多くの方に知って頂くお手伝いをすることだと、思っています。
私達の悪友、いっしんがいたことを、いっしんが伝えたい事、残したい事を多くの人に伝えたい思いです。
by A_CE-train
ISBN4-89985-113-8、
発行所 : 株式会社エピック、
本題名 : 末期癌宣告を受けとめて -女性外科医「いっしん」の遺したメッセージ-
「いっしん」と私は宝塚歌劇の大浦みずきのファンで、良くいっしょに観劇していました。
宝塚以外でも良くいっしょに遊んで楽しい思い出が沢山あります。
沢山の楽しかった思い出が蘇って来るので、エピソードをこのページに書き足して行きたいと思っています。
(オバサン達も目はハートで登場している友人のひとりは実は、いっしんです。
★オバサン達も目はハート)
いっしんを最後まで看病していた林くん(女性ですがニックネームです。宝塚の大浦みずきのファンで私やいっしんといっしょに宝塚に通っていた友人。)から、いっしんの本が出るお知らせがありました。
12月の始めに書店に出るそうです。
いっしんはきっと天国で照れていると思いますが、私達悪友がいっしんの本を皆様にご紹介するを、きっと喜んでくれると思います。
是非ご覧になって、私達の友人「いっしん」を知っていただけたら幸いです。
お友達にもご紹介下さいね。
よろしくお願いいたします。
by A_CE-train 2002.11.23
ISBN4-89985-113-8、
発行所 : 株式会社エピック、
本題名 : 末期癌宣告を受けとめて-女性外科医「いっしん」の遺したメッセージ
と言って、
販売開始後、大型書店に問い合わせると手に入るようです。
紀伊国屋、旭屋、ジュンク堂、海文堂等では確実だそうです。
(または大型書店のホームページからでも購入可らしいです。)
いっしん の エピソード
◆あわて床屋
いっしんは、趣味で声楽を習いはじめていました。
一緒に宝塚を観劇した後、いっしんの車で六甲へドライブに行こうということになりました。
「声楽ってどんなん習ってるのん?」に答えてくれて六甲山を運転しながら、声楽風「あわて床屋」を
習った様に歌ってくれました。私は助手席で笑い転げたのは言うまでもありません。
その後、発表会があり、私もかけつけました。いっしんはドレスを着て歌っていました。
◆厄年
いっしんが厄年の時(32か33の頃。)(私は内緒)2人で年越しにオペラ座の怪人を見に行ったことがあります。
12時の年越しのカウントダウンを劇場で迎え、こんなことはめったに無いからと、
「厄年やから。」と、門戸厄神へ真夜中(初詣)のお参りに行きました。(わ、2人で朝帰り?)
◆これが青春だ(古〜)
宝塚には、地方公演と言って東京・宝塚以外に沢山の都市を回る公演がいます。
いっしんと私は、日帰りで行ける範囲で行こう、という事になり、岡山公演日帰りを決行しました。
岡山へ新幹線で行って、劇場へ駆け付け、公演を観劇しました。
この時まで雨は降っていなかったので傘をもって来ていなかったのですが、観劇が終わると、外は雨。
なつめさん(大浦みずき)が出てくるのを待って(「出待ち」という。)、なつめさんに「お疲れさまでした。」を言いました。
しかし、なかなか、岡山を去りがたく。
「ホテルの前でもう一度、サヨナラ。を言ってから帰ろう!」とタクシーを探しましたが、雨で捕まらない。
「ホテルまで、走りろう!」という事になり、ドシャブリの岡山の町の中を走った〜!!!!
妙に可笑しくて、「これが青春だ〜!!」「古〜!!」と言いながら、走っていました。
生徒(出演者をこう言う.)の乗ったバスは雨で交通渋滞に巻き込まれたのか、私達の到着とほぼ同じで、
私達は、びしょぬれになったまま、「なつめさん、お疲れ様でした、今から帰ります。」と、丁度バスから降りてきたなつめさんに言って、私達は岡山を後にしました。
びしょぬれになったまま、新幹線に駆け込み、公演の話しに花を咲かせていると、あっというまに、新神戸に着き、いっしんは、降りて行きました。(まだ、このころは、いっしんは大学生だったと思う。)
◆細胞の数
研究をしているころ、一緒に遊んでいても、「ちょっと、研究室寄るから、待ってって。」っと、大学の近くで待っていたことがありました。「今日も、細胞の数、数えないと、また、一からやり直しやから。」っと言っていました。
◆ポケベル
大劇場で観劇しようと、やっと朝から並んで、席についた、宝塚は2時間位待つ・並ぶは年中で、席に座るとほっとします。さあ始るという時に、いっしいんのポケベルがなりました。
幕が開くと同時に、いっしんは、舞台に背中を向けて、通路を走って劇場を出ていきました。
勤務している病院に電話をしに、劇場を出て行ったのです。
とうとう、1幕の間中に、いっしんは帰って来ませんでした。
◆進路
大学生のころ、何科のお医者さんになるのかの進路を決めるころ、各科を回る時期だったと思う。
私は、「結婚したりしても、長く続けられる様な科とか、女性ならではの科とかは?」って提案したことがあります。
すでに、仕事を始めていた、私は、「実際に社会に出てみると、まだまだ、女性の社会進出は平等とはいえ、そうでない部分が多いから、女性であることが不利にならない科に行った方が良いのでは?その方が、活躍出きると思う。」と提案しました。
最初は迷いもあったようでしたが、あるとき、いっしんは、言いました。
「各科を回って、女性の先輩で脳外科の先輩に憧れた。私もメスを持ちたい。外科医になりたい。」と。
◆女の先生やったん?
「退院した患者さんに言われてん。『先生!男の先生じゃなかったんですか?』って。
私、スカート履いてた日もあるねんけど・・・。ベッドから見ると、いつも白衣着ていて、声低いし、お化粧してないし、髪短いから、ずっと入院中、男の先生だと、思われていたらしい・・・・。」と、話してくれて、何日入院していて、気が付かなかったのかな〜と、笑いあいました。
◆聖徳太子しか子の付く男はいない
「昨日、車運転してたら、検問があって、お回りさんが、男の人に話すみたいに話し掛けて、免許書見せてるのに・・・・。子の付く名前は、聖徳太子しか、男はいてへんのに・・・。」
お回りさんも、ぱっと見イと、声で判断したらしい・・・・。
途中で、名前を読み返して、やっと言葉遣いが変ったらしい。
「聖徳太子やと思ったんかな〜?」(違うと・・・。思うけど〜・・・。)
◆ロング・バージョン
林くんがミナミのカラオケ・スナックへボトルを、キープしているから、と連れて行ってくれました。
類友の私達は、もちろん私を含め、やってることが、オヤジ。
男らしい(?)メンバー揃いです。
そこで、いっしんは「ロング・バージョン」を歌っていました。
声が低くて、良い声をしていて、とても男らしい(?)ので、店中の女性がいっせいに覗き込みました。
私も、いっしいんのロング・バージョンを聞いて以来、カラオケで歌っています。
◆テニス
私も高校時代軟式テニスをした経験はあるが、硬式テニスはしていなかったのです。
いっしんが医師のテニス大会で入賞したと、記念にテニスのラケットをプレゼントしてくれたことがあります。
面白がって、「これで、私に挑戦出来るまで、上手くなったら、いっしょに試合してあげる・・・。」
と言って、テニスのラケットをお土産に、とプレゼントしてくれました。(ありがとう!!)
◆楽しかった思い出は続く・・・・・
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