旅行から帰ってきて、ちょっと落ち着いてから、トルコを 
 振り返って、印象的な事を、自分自身に素直に
 書いてみました。妻の意見も取り入れながら。ご参考に。
 これも旅行の楽しみ方だと思いながら・・・。
 こうやっ書いているとトルコ旅行って楽しかったなって
 思います。ツクヅク・・・。 





 
  まずね。トルコの人って、日本人にすごく親切です。
  日本人の顔をみると解かるんだって。トルコの人って中国人、韓国人、日本人
  を見ただけで違いが解かるんですって。不思議ですよね。
  なぜ日本人に親切なのでしょうか?帰国後、色々調べました。また、人に聞いて
  教えていただきました。それで結論的な答えです。
日露戦争なんですよ。
  昔からトルコとロシアって何回も戦争し、トルコが何回も負けているんだよ。
  そんな時、日本が宿敵ロシアと戦争し勝ったよね。同じアジア民族がロシアに
  勝ったんだ。その時、トルコの人、拍手喝さい。これ、みんな言ってます。
  1672年から1914年までの間、トルコはロシアと12回戦ったのですって。
  クリミア半島を取られたのをはじめ、ロシアの伝統的な南下政策に悩まされ
  1877年にはイスタンブールさえも落される破目になったそうです。
  この時はイギリスの援助により、かろうじて崩壊を免れました。
  ロシアに対する憎しみは現代にも受け継がれているようですよ。

  それからね、トルコが共和国になった時、初代大統領アタチュルクが
  
「近代化の手本は日本だ」って言ったんだよ。おなじアジアって発想ですね。

  これからのトルコを支える産業は観光だと考えているようです。
  だから日本人が大切なんだと思います。現在、年間2万人の日本人
  観光客がトルコを訪問しています。これってマイナーです。
  ちなみにドイツ人は年間100万人です。
  彼等の日本に対するイメージは
    @サムライの国
    A桜の国
    B心の暖かい人の国
        だそうです。ちょっと認識不足って感じがします。 
        トルコの小学校の教科書には、日本の事について、
         「就業年齢の若者の半分は農業に従事している」
         「東大寺は東京にある」
         「常用漢字は300字程度」とか
        書いてあるそうです。トルコと日本ってお互いに相手を        
        認識不足かもしれないね。そういえば僕自身、旅行前、トルコの
        こと全然知らなかったもの。

  もうひとつあるよ。今からね100年程前。日本の皇族・小松宮殿下が
  トルコを訪問したんだ。その返礼として、トルコは帝国海軍艦を日本に
  派遣したんだよ。無事、明治天皇に謁見した後、トルコに帰る途中、その
  軍艦が和歌山県の樫野崎沖で暴風雨にあって遭難したんです。そのとき
  地元の和歌山の人達が賢明に救助したんだって。その話を聞いたオスマン
  帝国の皇帝は、
日本人の優しさに心を打たれたんだ。それがきっかけで
  難破した軍艦エルトゥール号の出航地メルスィン市と和歌山県串本町は姉妹都市
  の提携を結んで現在も交流を続けているんだって。だから親日的なんだ。

  それからトルコでは友人、知人のことを「アルカダシュ」 っていうんだけど
  知り合ったのが10年前でも2分前でも同じ様に相手にもてなすことを美徳と
  しているらしいです。トルコの国民性にもよるみたいです。


 
  とにかく、びっくり仰天。すごいインフレ。トルコリラの価値がさがっています。
  空港に着いた時、現地通貨に両替するよね。その時、日本円で2万円出したんだよ。
  いくらのトルコリラをいただいたと思います?なんと1億トルコリラでした。
  事前に聞いていたから、大きな財布を用意していったんだよ。
  でもね余計な心配だったよ。1千万トルコリラの紙幣があります。
  換算の仕方・・・
1,000円=5,000,000トルコリラ。簡単に言えばゼロを
  3つ取ります。その答えを5で割ります・・・。自信のない方は電卓持参のこと。
  ちなみに、日本国内では、トルコリラを購入できません。
USドルを持っていったら
  いいよ。ドイツマルクでもいいんだけどね。地方に行ってもUSドルで買い物が
  できました。お店の人喜びます。まけてもらえます。日本円だと大変だよ。
  2001年1月1日よりデノミが実施されます。ゼロを6つ取るようです。
  これ決定的事項です。トルコがEUに加盟するためにIMFと交した約束です。

  現地の人たち通貨を勘定する時ゼロを3つ取って数えます。だから
  2hundredって言われたら200,000リラのことです。覚えておいてください。
  公務員の収入が低く、民間大企業のサラリーマンの収入が高いようです。
  旅行中のトルコのガイドさん、50歳位の男性だけど元高校のフランス語
  の先生だったんですって。副業転じて職業になったんだね。

  トルコは農業に従事している人が多いんだけど、田舎で生活できないひとが
  大都会周辺の他人の土地のうえの「一晩で建てた家」・・・ゲジェコンドウ
  に住んでスラム街を形成しています。アンカラ近郊でバスから見ました。

  これではいけないってトルコ政府も考えているようです。
  そこでインフレを招かない財政再建策。つまり紙幣の増刷を伴わない
  増収策を考えているようです。その答えは国営企業の民営化であります。
  手許に平成12年3月11日付の日本経済新聞があります。こう書いてあります。
   
   経済再建を目指すトルコ政府による国営企業の民営化計画が本格化している。
   ・・・一方、従業員9,500人、年間旅客数約1,000万人とトルコ最大の企業の
   一つであるトルコ航空も今年8−9月をメドに最大55パーセントの株式を売却
   する方針。株式の30パーセントを国内外の企業グループに売却し、20
   パーセントを一般に公開、5パーセントを従業員に割り当てる計画が有力視
   されている。トルコ主要紙によると同社の株式取得にはドイツ・ルフトハンザ
   航空などが強い関心を寄せているという。
  
  
日本と同じような事をしているんだなぁ〜。


 
  イスタンブールで自由行動日がありました。あいにく雨でした。
  トルコの若者ってすごく格好いいよ。足が長くって大股で
元気よく
  歩いていました。雨が降っているのに傘をさしている人10人中1人です。
  日本の中学生とか高校生、だらだらと歩いているよね。トルコの若者
イキイキ
  としています。このままじゃ、日本、トルコにいつか負けます。

  それに総人口に占める若者の割合が大きいように感じます。男は
  兵役があり20歳以上は8ヶ月間義務化されています。

  ちなみに学校教育は97年度から小、中学校一貫性の8年間の
  義務教育(無料)です。地域によっては午前組、午後組に分かれている
  ところもあります。これは学校不足と先生の失業対策によるものです。
  路上で子供が何かを売っていてもすべてが学校をサボっているわけでは
  ないようですよ。


 
  これには、まいったよ。最初から最悪。空港に着いてガイドさんに先導され
  ベンツのマイクロバスに乗ったんだよ。発車した瞬間、もうあかんと思った。
  
運転が乱暴なんです。みんな、そうなんです。運転手イライラしています。
  イスタンブールの運転手がとくにそうです。日本の昔の神風タクシー。
  あんな感じですよ。地方の道路も日本ほど滑らかではありません。それに片道
  1車線の道が多いんですよ。だから追い抜く時に事故が多発。命がけです。
  今回の旅行でトルコ国内を500km位バスで走ったけど、道路脇にころがって
  いる事故車を5台見ました。トルコ国内で交通事故死亡者数、年間5000人。
  日本の約半分で人口的に判断したら、計算は合っているんだけど、自動車の
  保有台数が違います。要するにトルコでは事故発生率が高いっていうことです。
  レンタカーを借りて旅行を計画されている方、もし家族がおられるなら絶対
  やめなさい。運転歴28年の僕の忠告です。

  乗用車あんまり走っていません。圧倒的にトラック、路線バス、乗合バスです。
  ISUZU、MITSUBISHIのトラックをよく見かけました。頑張っていました。
  乗用車では先代のカローラかな。でもラテン系の車が多かったですよ。


 
  こう覚えておいて下さい。
  トルコの商売人のいつも考えていること。
  
「おなじみさんに、高く売ってはいけない。一見さんに、安く売ってはいけない。」
  絨毯とか貴金属を買うときは、この原則をお忘れなく。
  ワールド・バザールのお店では値札はついていません。
  まけて、まけてといってもね。お客さんが負けます。店員はプロです。
  特に日本人がカモにされるようです。親日的と誤解しないようにね。
  むこうは商売です。特に
絨毯屋に注意。一発千金屋ですよ。
  日本の皮膚科のお医者さんはダニの発生源の絨毯を毛嫌いしています。
  遊牧民だったトルコ民族にとって絨毯は生活必需品の筈。
  それがなんでこんなに高価な物だけが観光客相手に売られているのか?
  そのへんを考えると嫌になります。


  価格交渉は4割引きを目安にと、ある本に書かれています。
  出されたチャイに遠慮せず、大阪人なら5割引といきましょう。
  半額でも先方には利益はあると思います。


  
  大阪に住んでいると一年に数える程しか雪が降らないです。
  だから雪が積もっているところを観光できて感激でした。
  ガイドさんに導かれ我々二人、新雪をサクサクと踏み分けながら歩きました。
  カッパドキアの土産物屋さんの商品も雪をかぶっていました。すごく新鮮でした。
  
そんなに寒くなかったよ。風がなかったしね。大阪で一番寒い日のほうが
  トルコよりズーと寒いよ。

  でもね、
観光には支障があると思っていたほうがいいよ。計画通りにはいか
  ないよ。積雪ですよ。今回、カイセリ行のイスタンブールの空港で3時間待ちでした。
  カイセリの空港が濃霧で閉鎖されていたんだよ。でもツァー中の自由時間だったよ。
  写真一杯撮れました。ガイドさん、妻とおしゃべり。充実した時間でしたネェ。
  この間、現地人、静かに待っています。感心しました。

  これが大阪だったら大変です。「飛ぶのか?飛ばないのか?ハッキリせぇ!」。
  こんな事、言ってるから、益々大阪の地盤が沈下しますよね。そう思いません?。
  野村監督。しっかりせぇよ。


 
  12月9日から1月7日までラマザンでした。イスラムの五行(信仰告白、礼拝、巡礼

  喜捨、断食)のひとつです。

  日が出ている間は、飲料、タバコ、食物など一切を口にしないのです。 
  このラマザン月はすべての煩悩から逃れ、身を清らかに保つ必要があり
  性欲もこの煩悩の中に入っているようです。
  イスタンブールでの最初の夜明け前、路地で大きなスピーカーの声がして
  びっくりしました。これは
「もうすぐ夜明けだよ、断食だぞ。今のうちに食べて
  おけよ」
ってダブルジュが叫んでいるんだって。この食事をサフールっていいます。
  ホテルの19階まで聞こえてきました。
  
  ガイドさんはギリシャ正教徒につき関係なし。ある運転手さんは「移動中はいいんだ。
  ちゃんと書いてある
。と言って我々と一緒に食事をしました。またある運転手さんは
  我々が食事中、バスの中で待っていました。朝から何も食べていないんだって。
  人によって違うんだ。でもバスの中で待っていてくれた運転手さん、すごく誠実そうな
  人でした。ラマザンを別にしてね。ひとによって色々なんですね。
  旅行者にはまったく影響ありません。イスタンブールのレストランも営業しています。
  ただしラマザン期間中はトルコ国内で交通事故等が増加するようです。お腹が減って
  イライラするんでしょうね。
  日没の礼拝をよびかけるエザーンで断食が終わり、その食事を
イフタールといい、
  イスラム暦では日は日没と共に開始され、本来の断食を破るという意味で
  英語のブレックファーストの語源となっています。


  ここで
イスラム教の教えの講義です。
  
六信
      @唯一絶対のアッラー、A天使、B完全な神の言葉コーラン,
      C最後の預言者ムハンマド、D最後の審判以後の来世、E天命、 
         の6つを信じること 。
  
五行
    信仰告白・・・「アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒である」
              と証言すること。
    礼拝・・・毎日5回、メッカに向かって礼拝すること。
            その5回とは何時でしょうか?
            @夜明け時
            A太陽が真上に来た時
            B影が身長の2倍になった時
            Cたそがれ時
            D白黒の区別がなくなった時

                と言われています。

    巡礼・・・一生に一回メッカに巡礼をはたすこと。
    喜捨・・・可能な範囲で貧者に施しをすること。
    断食・・・イスラム暦9月は日の出から日没まで一切の飲食や
            肉体的欲望を断つこと。
  生活の規範
     殺人、貫通、飲酒、アヘン、豚肉、高利貸しなどを禁止。

   
コーランってしんどいです。でもね。トルコのイスラム教徒はスンニ派といってね
   イスラム教の多様な新解釈を認めているんだって。もっと大変なのは近隣諸国。
   ムハンマド(マホメット)の定めた慣習=スンナに忠実であろうとする正統派。
   イラク、イランのイスラム教徒がそうなんですって。
   
   元来、イスラムってアラビア語で「自らをすべて他者に委ねること」の意味で
   唯一絶対神、絶対的帰依をアラビア語でアッラー、英語でゴッドといいます。
   イスラムではムハンマド(マホメット)はアッラーの使徒でその啓典がクルアーン
   (コーラン)であります。イスラムは個人の宗教の問題ではなく、社会、経済、
   政治に関する共同体のありかたをすべて規定しているようです。

   断食が終ると
砂糖祭で3日間の連休。チョコレートが街にあふれます。 
   要するに、お祭り。イスタンブールの旧市街の路面電車も無料でした。

   この断食ね、イスラム歴の9月だから西暦に換算すると毎年ずれてきます。
   真夏の断食、これって大変らしいです。

   そうそう湾岸戦争の開始日も
ラマザンあけでした。
   


 
  チャイって紅茶。トルコでは無茶(ムチャ)、有名です。ドライブインでの飲料水ね、
  これです。日本の喫茶店のコーヒーみたいなものですね。つい癖がでてコーヒー
  って言ってしまいます。出てきたコーヒーね、
トルココーヒーなんでよ。
  
「地獄のごとく黒く、死のごとく強く、恋のごとく甘くあるべし」って言われています。
  ほんとにドロっとしていて、にがくそして甘いです。もともと原産地はエチオピアで
  世界初のティーショップができたのもトルコです。
  トルココーヒーって面白いよ。あのね、コーヒーカップの下半分が粉で埋まっています。
  全部飲めないのですよ。この粉で占いをするんですよ。味?、ちょっと苦いです。
  ソーサーの上にこの粉をぶっちゃけるんです。当然、この粉、色んな形になります。
  これで人生を占うんだって。古今東西を問わず、占いって、いいかげんだよな。

  では普通のコーヒーは何と注文すればよいのでしょうか?
  これって超簡単、ネスカフェでした。パックのインスタントをつくってくれます。
  ちなみに値段
チャイ・・・750,000リラ、ネスカフェ・・・1,000,000リラでした。

  
ケバブって羊の料理。日本のご飯みたいに一般的です。どこにでもありました。
  羊の肉って、普通臭うでしょ?だけど、ケバブって美味しいですよ。日本人の舌に
  あうと思いました。時間をかけて焼いていましたよ。
  イスラム教徒の国って、豚はダメ、羊は大好物、牛は神様への生贄です。
  飛行機の機内食にも豚肉は使用していませんってメモが添えてありました。

  ついでにトルコのお酒。
ラク。ライオンのミルクっていいます。原酒は透明です。
  でも水で割ると白く濁ります。一口飲んでみたけど独特の臭いがあります。
  ワインの搾りかすを蒸留してアニスという独特の香りのする薬草をくわえています。
  へんな焼酎を飲んでいるような感じでした。アルコール度40%。ウィスキーと
  一緒だよ。飲みすぎたらあかんよ。ガイドさん、昼食時に飲んでいました。
  いいかげんにせえよ。あんた仕事中やろって、大阪弁でこそっと言いました。僕。


 
  レモンの香りのするコロンです。
  トルコ旅行の香りです。いたるところで出てきます。まず食後のレストラン、
  それからトルコ航空のおしぼり、バスの中。要するにリフレッシュ材料なんです。
  香水みたいにしつこくありません。10分もすれば臭いは消えます。
  その潔さが気に入ってお土産に一本買いました。「LIMON KOLONYASI」
  と書いてあります。200mlの容器に入っています。

  
トルコはレモンの香りってキザですか?


 
  一言。夏はムチャ暑い。でも冬のトルコの観光地、そんなに寒くない。
  
大阪の方が寒いです。野村監督。寒いのはあんたの
  せいや。超シッカリせい。今年もシーズンが終わったけど
  やっぱり定位置の最下位や。近鉄とベッタ日本一決定戦したら?
  大阪活性化するよ。





トップヘージヘ