平成23年度 家族見学会

 洛友会関西支部では、恒例の家族見学会を10月29日(土)に開催しました。本年は80名の参加をいただき、兵庫県の播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光施設「SPring-8」とわが国初の「X線自由電子レーザー施設(SACLA)」、そして姫路城を訪れました。

 
大阪駅傍のハービス広場前をバス二台で出発し、「SPring-8」のキャンパスに到着の後、施設の運営管理をされている㈶高輝度光科学研究センター(JASRI)の方々に案内いただき、まずは放射光普及棟にてVTRの視聴を交えながら世界の放射光施設、「SPring-8」の産業利用事例、「SACLA」の計画などについて説明をいただきました。
 説明の後には、再度バス二台に分乗し、一台は「SPring-8」から一台は「SACLA」から順に見学しました。広大なキャンパスをバスで巡回する間にも車窓から望む両施設のスケールの大きさに感銘を受けました。そして「SPring-8」蓄積リング棟では一周千四百メートル余の円周から放たれるビームラインの利用施設などを見学し、「SACLA」では全長四百メートルにも及ぶ加速器を制御する機器等の稼動に向けた調整が進められている様子を見学しました。
 世界に誇る施設を前にして参加者も興味津々の様子で、JASRIの方への質問は予定時間をオーバーして続きました。

放射光普及棟前での記念撮影


 その後、播磨科学公園都市から程近い先端科学技術支援センターの交流サロンで昼食を取り、会員相互の親睦を図りました。

 午後は姫路市内まで戻り、姫路城に向かいました。
 現在、姫路城では半世紀ぶりの大改修工事が進行中ですが、大天守を覆う素屋根内部に修理見学施設「天空の白鷺」が設置され、この時にしか見ることができない世界遺産の様子を見学できます。この施設は好評を博しているようで、この日も多くの観光客に混じっての見学となりました。高層階の見学フロアーから見る漆喰壁の塗り替えや屋根瓦の葺き直しの様子、エレベータから間近に見る石垣などの見慣れぬ光景に、参加者からも非常に面白いとの声が聞かれました。

 最後に他の城内施設や城に隣接する庭園「好古園」などを自由に見学した後、帰途につきました。
 朝8時前に大阪を発ち、到着は19時頃という長時間の行程になりましたが、天候にも恵まれ、実りの多い一日となりました。